「安全な住まい」とはどんな住まいかを考えました。
資料のグラフを見ながら、家の中で起こる事故は、どんな事故が多いのかやどの年代の人が多く事故に遭っているのかをよみとり、原因を考えました。その際、高齢者の事故が大変多いことから、インスタントシニア体験を行うことにしました。視野狭窄や白内障、関節が動きづらくなる、指先の感覚が鈍くなる、そして、耳が聞こえにくくなる状態を体験しました。椅子に座るだけでも一苦労で、さらにワークシートへの記入もとても時間がかかりました。そのような友達を見て自然に周りの生徒たちは、顔を近づけて耳元で話したり、ワークシートの記入箇所を指さしたりと支援をしていました。インスタントシニア体験後、「健康なことがこんなに幸せなことだとは思わなかった」、「お年寄りの動作がゆっくりな理由がわかった」などの感想を述べていました。
次回の授業では、「家の中で危険だと思うところは」という生徒たちへのアンケートで上位に挙がっていた階段、風呂場、台所を中心に安全対策を考えていきます。